ロッキーザファイナル

世界中で大ヒットを飛ばした伝説の作品「ロッキー」のシリーズの最後の作品です。(アポロの息子を主人公としたスピンオフ作品「クリードチャンプを継ぐ男」もありますが、ロッキーを主人公としたシリーズはこれが最後です)
フィラデルフィアの英雄だったロッキーも今では世間から忘れ去られかけ、質素なボロ屋に住みながらエイドリアンの名をつけたレストランを経営して昔の戦いをレストランの客たちに語るという日々を送っていました。しかしそんなとき強すぎて対戦相手に恵まれないヘビー級チャンピオンメイソンディクソンの相手として突如現役復帰の話が持ち上がります。しかしかつては栄光の中にいたロッキーももう50代にさしかかり肉体にもガタがきている有様。ロッキーはボクサーライセンスを再び取得するために再度厳しいトレーニングに望みますが・・・・・
まずシリーズのヒロインとしてずっとロッキーに付き添っていたエイドリアンが亡くなっているという冒頭のシーンにショックを受けたファンも多いのではないでしょうか。
エイドリアンの兄である腐れ縁のポーリーも歳をとって初老となり、ロッキー1で登場した不良少女のリトルマーリーも歳をとって中年の女性となってバーで働いていて、そしてシリーズ途中で生まれた息子も成長してIT企業で働いていて年月の流れを感じさせます。
ほかにもシリーズをずっと観てきた人には色々と感慨深い描写が次々と出てきてシリーズを締めくくるにふさわしい演出となっています。
ロッキーシリーズはただのボクシング映画ではなく、重厚な人間ドラマであるのがシリーズの大きな魅力ですが、今作でもシリーズの魅力である人間ドラマは健在です。
ラストのスタッフロールでロッキーのトレーニングを真似するファンたちの姿が次々と映し出され
るシーンには泣けます。
ロッキーシリーズがいかに愛され影響力があったかと言うことをこのファン達の姿が示してくれているのではないでしょうか。
ロッキーシリーズのファンにはもちろん、日々の辛いことに打ちのめされて色々なことをあきらめかけている人たちに年老いてボロボロの肉体になっても最後の意地を通し立ち向かおうとしているロッキーの姿をぜひとも見てなにかを感じ取ってほしいと思います。